ただいま「東京☆スナップ」会員募集中です!まだ製作中です…。

 

 

 

 


子供と一緒に育ったαシステム(執筆:SRT-101)


目次(全30話) α-7 DIGITAL登場までが揃っています!
第一回〜十回
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十一回〜二十回
このページに記載されている内容です。
第二十一回 〜三十回
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 ミノルタカメラとの出会い、現在のα-7 DIGITALまでの深く長い付き合いを執筆していただきました。

 一挙に第5話まで公開しています。
(続きはお楽しみに!)



 
  「SRT-101」さんは東京スナップの会員です。
 長い写真歴の中でどのようにカメラに接し、どのように楽しまれてきたのかが書かれています。

  現在お持ちの機材などの写真も織り込まれています。

 この文書および機材などの画像は 「SRT-101」さんのものであり、断り無く複製や転載はできませんのでご注意ください。

  記載されている内容についてのお問い合わせやご指摘などはE-mailや掲示板などでお受けしますが、ここに記載されている情報によって万が一なんらかの不利益を読者の方が被るといった場合でも責任を負うことはできませんのであらかじめご了承ください。

 写真を楽しんで いるみなさんの楽しみの一つになれば幸いです。

 
     




 



 

[第十一回:第一次レンズ沼-5,(AF50mm F1.4,F1.7)]


  突然、標準あってもイイんじゃない。程度であった。標準ズームに不満をずっと持っていたのだろう。F1.7をまず購入、20,000円しなかった。誕生日ケーキのノンストロボ撮影用にと理由をつけて手に入れた。しかしF1.7と28mmF2の差があまり感じなかったのでF1.4もすぐに買った。定価28,000円,購入21,000円。

 撮り比べた。しかし、現像している間にデーターを忘れてしまって、結局F1.7の方は単に暗いと云うことぐらいしか判らなかった。ただ夜景のハロが気になったかなぁ。後玉は1.4の方が大きかった。

 α-7000を持っている従兄弟(いとこ)に子供が出来たので、これでノンストロボで撮れと、プレゼントした。今になって後悔している。(笑)











[第十二回:第一次レンズ沼-6,(x2.0 Tele Converter Apo2)、公式野球場で撮影]


  今回は、長くなります。それほど大変だった。何もかもが初体験。

 91年、上の子が年中組になった。今度は自治体主催音楽祭の出演幼稚園に選ばれた。会場はプロ野球も行われる公式野球場。しかもナイターで。これには参った。まず明るさが判らない(ストロボなんか届くわけもない)。何mmいるか見当も付かない。幼稚園の子供に球場のどの辺にでるのか?と聞けるわけもない。
  後日談だが、予行演習も無しの一発勝負だったらしい。子供の移動方向にカラーのパイロンを立てておいて、園で練習をしていたらしい。当日も同様の設置をして誘導していたとのこと。知恵である。


 さて、準備に戻るが、テレビで野球中継を試合そっちのけでカメラマンを見入る。
  バズーカ砲の林。それも最前列と云うかフィールド内。行きつけのカメラ店で聞くと、最低400mm、600mm位は必要とのこと。当時450mmF4.5G,300mmF4Gはまだない。
  今度こそサン・ニッパと思ったが、やはり高い。500,000円は全然手の届かない価格である。600mmとなると1,000,000円である。正気の沙汰ではない。選択肢は200mm+x2=400mmF5.6である。x1.4と同額の定価50,000円,購入35,000円。



  さて、当日かなり早めに観客席へ。早速ポジション選び。バックネット裏は野球では特等席だが撮影には、ネットが邪魔で全くダメ。バックネットを外せる位置まで移動。観客席を下って最前列へ。今度はファールボールよけネットが邪魔である。階段を上りネットを外せる場所まで移動。しかし階段に三脚は立てられない。結局、観客席中段の広い通路最前列と決めた。これで上下は決まった。
  今度は、全体を見渡せる場所としてベンチ方向に移動を試みる。はたと困った。一塁側か三塁側のどっち側に出てくるのであろう。外せばとんでもない事になる。

 大人のみの予行演習が始まった。一塁側から出てきて三塁側へ退場と流れは判った。では、と云うことで一塁側ベンチ上の中段通路に陣取った。消防隊のマーチングバンドがドリル演奏を始めた。センター定位置ぐらいまで行進しながら演奏している。400mmでは、全然足らなかった。
  「幼稚園生だから外野へ行くことはなかろう」と、勝手に思いこんで三脚の準備を始める。係員の登場である。「三脚禁止です」。何ということだ。ナイターだろ。手持ちで400mmF5.6なんか、撮れるわけがない。よし足を閉じて一脚でと考えた。

 陽も落ちていよいよ照明が灯った。露出を計測、ASA1000を入れても開放F5.6である。1/60が最高で1/8の場所もある。一脚で準備再開。またもや係員の登場である。三脚じゃないと屁理屈をこねても仕方がない。やむなく手持ちに。手すり肘三脚に期待するしかない。

 さて、子供の登場である。一塁ベース付近で踊り出した。400mmでちょうど本人と回り数人が写りバッチリである。補助照明もあって1/60が確保できた。2曲目への移動が始まった。2塁ベースまで移動。ここが400mmの限界であった。10人くらいがフレームとなり、本人の識別も難しい。しかも暗い。1/8だった。シャッターは押したが、かなりブレた。さらにセンター方向芝生の境あたりまで移動。400mmでは、顔の確認が出来なかった。目印に履かせたハイソックスの色が頼りだった。

 現像が上がってきた、描写は全然落ちない。水銀灯の青っぽい色まで描写していた。頑張った甲斐があった。しかし、SS1/8のシーンはブレまくっていた。三分の二はダメだった。同級へも差し上げた。今度はご主人が出てこられて「私は210mmでしたが、全然でした。何ミリで?」とか、多々質問攻めにあったが、ちょっとうれしかった。




[第十三回:第一次レンズ沼-7,(α-8700i,AF 28-70mmF2.8)、結婚披露宴]


  今回も長くなります。普通の披露宴撮影ではありません(笑)

 93年、兄の結婚が決まった。うちの子二人が新郎新婦へ花束のプレゼンテーターに抜擢された。
  結婚披露宴自体、独身時代友人等にお呼ばれしてMF2台体制で十数回撮ったことがある。単焦点だけでは辛い面がある。ズームの必要に迫られた。しかし35-105mmF3.5-4.5しかない。ましてや、今回はうちの子も主役である。

 ちょうどそんな時に28-70mmF2.8と云うとんでもない大きさ・重量のズームが発売された。何も考えずに「こんな高価なズームなら描写に問題はなかろう」であった。(後玉は、もういいっか:笑)。暫く入荷待ちで披露宴には間に合ったが、試し撮りに十分な時間は得られなかった。定価150,000円,購入105,000円

 むしろ問題は一台しかないボディ(7700i)、それも前年に子供を肩車から降ろす際に落下。即修理、幸い基盤交換のみですんだ。が、大事な式に持って行くのが怖かった。

 α−7xiもα−9xiも発売となっていた。7xiはパノラマ装備のマイナーチェンジを受けていた。7xi自体は当初発表の時から知っている。「ゼロタイムオート」と詠った新機軸。現在もお使いの方には申し訳ないが、オートスタンバイズーム(ASZ)とイメージサイズロックは「大きなお世話」が第一印象。しかし、今回は最低2台は準備しないと、で、半ば買う気でいた。

 店に出向くと、α−7xiが定価98,000円、提示は80,000円。横を見るとα-8700iが在庫処分で格安販売であった。7700iと操作性も変わらない。2台まとめ買いをした。定価90,000円,購入54,000x2。
α-7xiとは、これで縁がなくなった。ストロボは5200iを2台持っていた。いつだったか忘れたが18,000円(定価54,000円)で2台目を手にしている。

 これで準備は整った。8700i,2台、予備に7700iの3台体制。レンズは28mmF2,50mmF1.4,100mmF2,200mmF2.8,35-105mmF3.5-4.5,今回の28-70mmF2.8の6本体制である。フィルムは20本,本体電池は全て新品、予備に2本、ストロボ用電池=カドニカで6セット24本。おまけにビデオと交換電池3本である。さあ出発と家を出ようとしたら重量に驚いた。
  今思うと重量より、改めてすごい出費であった事にびっくりした。世話になった兄へ、せめてものお礼と思っている。

 余談だが、殆どの方がご存じと思うが、ストロボ用電池は4本ずつ違うメーカーで購入がベスト。交換した物と未使用の物とが混ざるとどうしようもない。やむなく同一銘柄となった場合は、マジックで色を付けて区別する。フィルムも一緒で、このように十数本も撮影するとき、撮影済みはパトローネに巻き込んでしまう。巻き込まない方が良いという人もたくさんいらっしゃるが未撮影と混ざってしまうと後の祭りである。勿論、撮影中、入れる服のポケットも変えている、保管のバッグの場所も変えているのだが・・・。

 さて本番、滞りなく進む。撮影も要所要所は押さえたつもりだ。フィルム交換も10数回経験すれば時期が読めている。いよいよ我が子の登場となった。たくさんのカメラマンに負けず新郎新婦横、半歩前にかがみこんで一番席を取ったのは云うまでもない。28-70mmにストロボ付きセット,28mmF2はノンストロボで狙った。スポットライトに照らされて末席からひな壇へ、体とたいして大きさの変わらない大きな花束を抱くようにして持って、うつむきかげんで歩んでくる。花束に遮られ顔に光が十分届かない。28-70mmストロボをスローシンクロさせその姿を連写する。近寄ってくれば28mmの出番。渡す瞬間もノンストロボで納めた。また、ファインダーが涙で曇った。



 AF28-70mmF2.8の描写は、いろんな雑誌で紹介されているとおり優れた物。最短距離が長いと云っても85cm。子供撮影に不満はない。いただけないのはフードであるが、フレアーカッターのおかげで、逆光でも不具合が起きた記憶がない。しかし、後日カスタム販売で花形フードを購入した。10,500円也、さすがGレンズ、フードだけでこの値段は言い過ぎか。




  これから暫くこの28-70mmF2.8が付きっぱなしとなって単焦点の出番が激減した。やっとAF+Zommのスタイルとなった。また、2台も8700iは要らないので1台売却した。△45,000円、差引9,000円のレンタルであったが、実は違った(笑)。

[第十四回:α-707si登場]

  前回の撮影が終わった後、手元には未だiシリーズ、時代はxi時代。91年α-7xi,92年にα-9xi,93年4月に7xiパノラマが発売されていた。今、振り返るとα-707siの発表直前であった。
  9xiは9000以来のプロ用機として発売された。世界初1/12000秒・1/300秒のフラッシュ同調・AF連動最高4.5コマ/秒と鳴り物入りでの発表となった。7xiのゼロタイムオートは外されアイスタートとなった。代わりにワイドビューボタンと云って(xiズームのみの作動であるが)wide側に余裕のあるズーミング時、150%画角でフレーミング以上をファインダー内で確認できると云う機能に変わった。また、Qボタンと言って、よく使うファンクション一つを登録できた。

 毎日のように9xiのカタログを見ていた。9xiにかなり購入に傾いた。しかし、xi-Zoomに買い直しになる事、Funcボタンと前後ダイアル操作が何となく煩雑に思えた。iシリーズよりは改善されているはずなのだが。こうしてxiシリーズとは縁がなかった。xiシリーズα-9xiと出会うのは21世紀になってからである。

 買わなかったのが正解?だった。同年11月にα-707si登場。これは魅力満載であった。今は手元にないのではっきりは覚えていない。とにかく、xiシリーズの大きなお世話を全て取り払って、正面からカメラ操作を見直し、操作性を格段に向上させた良いカメラであった。また、私にとっては前後ダイアル(xiから)との初めての出会いでもあった。iシリーズは、(現在の前ダイアルの場所で)押す・引く(左・右)の操作であった。しかし、カードシステムは継続。カスタムカードでカスタム設定する必要は残った。94年に入り少し安くなってから、8700i一台処分と引き替えに購入した。定価95,000円,購入66,500円。差額でいくと21,500円。

 メイン機材は,707si+28-70mmGとなった。
  内蔵ストロボは、正直あまり使わなかった。いや、正しくは使いたくても使えなかったと云うべきであろう。何しろ常用が28-70mmGなのである。ストロボ光がレンズに蹴られ画面中央下1/3に半円の影が出来るのである。前述の夜祭りなんかで28mm,50mm等を使っているときは、結構重宝した記憶もある。

 また、今ではもうないが一眼レフでもパノラマ撮影機能があった。聞こえはイイが単にフィルム上下1/4ずつ位を非露光にして横長の写りにするという物であった。プリントが横長で大きくなるので結構受けていた。ファインダーは上下非露光部分に斜線が現れて、撮影エリアを見せる方法には笑った。一度遊園地の汽車を撮った。被写体が横長なので、上下の不要な部分がカットされて面白かった。

 85年のα-7000についで、2度目のカメラグランプリ受賞機。94年度。

[第十五回:第一次レンズ沼-8,(AF 100-300mmF4.5-5.6 Apo)、家内に]


  93年、上の子が小学校入学、下の子が幼稚園入園となった。小学校の行事は全て平日のみと、私の頃とは全く違う変化にびっくりした。入学式くらいならバカチョンでも何とかなるが、なにせバカチョンのない家庭である。入学式には8700i+35-105mmをPモードにセットして持たせた。私には悪名の35-105mmも屋外でF8まで絞れれば何とかなる。しかし、大きい・重いと不評であった。

 子供を撮るのはやはり母親の方がうまい。技術云々ではない、目線が違う。生みの強さだろうか。かなわない。

35-105mmで重い・大きいと云われたが、運動会・学芸会となるとそうはいかない。確か一年生の時は幸いにも土曜日だったと思う。(当時まだ学校は完全週休二日ではなかった)。運動会も学芸会も200mmでは足らなかった。200mmx1.4=280mmF4で撮った。スナップには28-70mmGである。

 94年、2年生になった。いよいよ家内の出番である。テレコン無しで200mmGを持たそうかと思ったが、今度はズームが効かないとネジ返されてしまう。そんな折100-300mmF4.5-5.6Apoが発売された。
  小さい・軽い、これなら持たせる事が出来ると即決した。定価75,000円,購入54,000円

 まずは、運動会。707siにSportsCardを入れて持たせた。(カスタム登録でAF-C設定も出来たが、Pボタンリセットが怖かった)。大きいなぁとは思っていただろうが、敵もさるもので、大きめのバッグを準備していたのには笑った。

 描写は200mmGにはかなわない、むしろ35-105mm程度だろうと思っていた。現像が上がってきた、何と見事な事か。すごいレンズである。Apoレンズの威力だろうか。半逆光で運動場を走る子供を見事に浮かび上がらせていた。ブレも心配したが、スポーツカードがシャッター優先をしてくれていた。

 また、カードのおかげで殆どAF-C状態。動態予測と相まって見事な写真を撮ってきた(時々ピンぼけがあったが、本人の名誉のため、AFの中抜けと云うことにしておく)。「これ本当に普通ズームなの。大口径じゃないの」という印象であった。

 次に学芸会。機材は同様にセット。ノンストロボはあきらめストロボ5200iを追加した。これは猛烈な不評をかった。ここまで大きいと恥ずかしいが先に立つらしい。説得した「暗い体育館でバカチョン程度の内蔵ストロボが届くと思うか。幼稚園の時、○○さんが云ってたやろ。ストロボいやだったら200mmG持って行くかのどっちかだ」と押し切った。200mGはもっと嫌らしい。

 写りは運動会同様の見事な物。ストロボも十分に届いている。面白かったのは、帰ってきた子供曰く「他のカメラは全然気にならないのに、お母さんのストロボが光ったときだけはよく判った」母親を見ていたこともあるだろうが、よほど眩しかったのだろう。

 下の子の幼稚園の行事は殆ど土日なので私の出番。200mmあれば足りるのは上の子の経験で判っている。28-70mmG,100-300mmApo,200mmGで撮った。特に年少組最後の3月に生活発表会と呼ばれる学芸会があった。クラスで4人だけがセリフを与えられ、他は楽器演奏である。200mmGとストロボをセットしてその時を待った。出てきた。「秋が過ぎて、冬がやってきました。お山も白く雪化粧。オーーイ、貫太郎」がセリフであった。続いて「北風小僧の貫太郎」の演奏となる。上の子もなしえなかったクラス代表である。フィンダーが、また曇った。

 これで第一次レンズ沼は脱出である。

 仕事の関係で50mm Macloとリングストロボセットを手に入れたが、会社に置きっぱなしで、自宅で使うことはなかった。

 その後も継続して子供撮影していたが、小学校に上がると格段撮影機会が減る。平日に行事もあるので家内の撮影が増えている。この頃は、取り立てて目新しい事もないので割愛させて頂く。



[第十六回:公式陸上競技場(準備編)]


  第一次レンズ沼が、終わったのでエピソードを一つ。
  今回は、Minolta社も登場である。かなり長い話となります。

 98年、上の子が6年生になった。400m公式トラック出場である。野球場の苦労を思い出した。しかも今回は15秒前後の勝負である。いろいろ情報を集めたが、なかなか有効な情報もなく、今回はMinoltaお客様センターにメールで相談した。時代は変わっている。

 「400m公式トラックで100m競技を狙います。ゴール付近の観客席から撮るには、どのくらい(何ミリ)必要ですか?」と、問い合わせた。もちろん持っている機材も新規に400mmF4.5,300mmF2.8,100-400mmApoの購入もふまえて全てリストアップした。真剣に検討してくれた。

 受付は東京だったらしい。第一報は東京からで大阪へ転送するとの事。大阪から電話がかかってきた。メールでは時間がかかるとの判断らしい。
Minolta:「どこの競技場でしょう。○○ですか?」
私 :「いや、△△△です。」
Minolta:「あー、△△△ですか。」
私 :「何か?」
Minolta:「あそこは、トラックと観客席の間に、走り幅跳びのフィールドがあるのです。きついなぁ」
私 :「はぁー」である。(全然理解出来ていない)
Minolta:「判りました。またご連絡します。」

 こちらの都合でこれ以上電話での応対が出来なくなった。Minoltaはメールでは説明しきれないと電話を待っていてくれたが。時間切れとなり、メールで返信が届いた。メールの件名欄に東京から大阪へ転送される際に【至急】と追加されていた。

 以下原文を載せるわけにはいかないので要約を(このメール今も持っている)
  「望遠については、ゴール付近の観客席からでは、400mmx1.4=560mmが理想(300mmx2=600mmは重い)。560mm時スタートライン上の選手はフィルム上に横位置で○分の△で移りますが、ゴール付近ではバストアップ状態になります。もう一つの方法として、100-400mmApoで、スタート時点では横位置で約□/◇と小さいのですが、途中からはズーミングにより好みの大きさに変えることができます。ゴール付近は100mm程度で十分いけます。撮り方としては、スポーツカードをセットするか、フォーカスホールドボタンをコンティニュアス(AF-C)にセットする。使用フィルムはシャッター速度を稼ぎたいのでISO400,暗い曇天の可能性をみこんでISO800も選択範囲。モードは絞り優先、絞り開放で狙う。」と、あった。金曜日夜の話である。競技は日曜日。時間もなかった。メールには、明日も出社しているので応対できるとの事。



  翌土曜日お礼を兼ねて電話。今更400mmF4.5を求める時間もないし、第一使ったことのないレンズをいきなりは・・・。また、807siも発売されていたし、年末にはα−9の発売も予定されていたので、金銭的にも・・・であった。しかし、その範疇でも色々ご相談させて頂いた。ユーザーだから当然との声も聞こえてきそうだが、逆に私だったら、「サンニッパにテレコンが必要ですね。807siのシーンセレクターが便利ですよ」と云って売りつけるだろうなぁ。定価で750,000円は取れる(笑)。



  冗談はさておき、結論「やや写りは小さくなるが200mmx2=400mmを707siにスポーツカードを併せてセットする。入場からスタート前を押さえ、スタートして40m位まで追っかける。100-300mmを8700iにセット。フォーカスホールドボタンの設定をコンティニュアス(AF-C)して当初300mmから、ズームをだんだん引いてくる。2台持ち替えになった理由は、連写性能からして36枚撮りを入れたとしても400mmの方はスタート前に10数枚撮ってると中間付近でフィルム切れる恐れがある。2台の持ち替えは大変だが、この方法がベストとなった。」
  また、「第一コーナー付近に陣取り100mをストレートに狙う方法も話に出たが、ゴールから観客席までの無駄な距離がありすぎ実用的でない。ゴール手前付近のみの撮影になる。」との事。

 応対頂いたのは多分技術の方だったのだろう。見事な分析であった(もちろん餅は餅屋と云えばそれまでだが)。しかし機材を売りつける絶好のチャンスでもあるのに、不必要なコマーシャルは無し。
  客の持てる機材でどれだけ出来るかの真っ正面からのアドバイスである。おまけに撮影可能枚数まで、多分6年生の100mタイムまで想定されていたのだろう。ミノルタユーザーであって本当に良かったと思った。大阪に向かって一礼した。もちろんお礼のメールも。

 これも当初のメールにあったのだが、面白い撮影方法が紹介されていた。簡単に紹介すると
  「カメラ二台あるなら、二人のカメラマンで、一人をスタート付近に配置し標準ズームで追う。スタート以降ゴール側から100-300mmで追っかける。」これは妙案だと思ったが、カメラマン二人は無理だった。

 

[第十七回:公式陸上競技場(撮影編)]


  当日は、正面観客席のみの開放であった。天気は快晴で、公式競技場の綺麗さが際だっていた。フィールドの芝生。そのまわりは煉瓦色。トラック(走路)は緑ベースに白線が浮き出ている。トラック上影もない。絶好のコンディションであった。

 当初予定通りにゴール付近に陣取った。かなりの人出で前列は無理。場所は中段となった。心配だったシャッター速度も十分稼げたので絞りを絞った。今回はこの二つが災いした。その他のシチュエーションはMinoltaから教えて頂いた通りであった。

 子供がゲートから入場してきた。やはりMinoltaの計算通り少し小さい。スタート前ですごく緊張しているのは判った。さてスタートである。連写開始。20m付近まで画面中央でカシャ・カシャと快調に撮った。30m付近でやや左に子供を持ってきて右(前)をあけるフレーミングにした。

 問題が発生した。突然シャッターがガッ・・シャ。(シャッターが戻らない・低速撮影状態)。原因はわからない。もう一枚撮る。同じだ。もう、パニック。何でもイイから早くシャッター戻れよと心で叫んでいた。1台目を捨てて2台目、300mm域カシャと切れた。ズームを引いた。またもガッ・・・シャ。ゴールもガッ・・シャ。ガックリである。
  ゴールした子を400mmで撮った。カシャ。100-300mmの方もカシャ。異常なしである。

 原因、お判りになるだろうか?。かなりヒントは述べたつもりだ。

初めての大失敗に、呆然としていた。原因が判らない。再発しないのである。
  なんとなく後続選手をシャッターは切らないが、レンズ越しに撮影時と同様に何回か追っかけた。

 やっと気が付いた。トラックはアンツーカー(煉瓦色)ではなく、濃い緑色のゴムが敷いてある。おまけに見やすいように反射を押さえてある。テニスのハードコートをより暗くした感じを想像して頂くとわかりやすいかも。露出がこれを拾った。

 スタンド中段からスタート付近を見下ろすと背景は建物、輝度差はない。30m位で全て濃い緑のトラックが背景となる。400mmでは子供はそう大きくは写らない。おまけに左にずらした。よって、よけいに暗い緑色のトラックへの露出となった。ゴール付近も同じ。100mm域では全コース写る。

 また、天気につられ絞ったのもいけなかった。Minoltaの教え通り開放付近にしていれば、まだ救えたはず。シャッター優先にしていても結果は同じと思う。超望遠なので少しでも被写界深度を得ようと絞ったのが裏目に出た。

 多分割測光に距離情報も来ているが、子供(被写体)と地面(背景)の差は、観客席から子供の距離(撮影距離)からすると無いも等しい。

 後日現像から上がって確認した。想像通りであった。トラックに露出が合って子供は完璧に露出オーバーであった。初めて外した。もちろん取れているコマも多々ある。

 教訓:競技場で俯瞰が入り暗いトラックが背景に入るときは、マニュアル露出である。

 この教訓が3年後、下の子の時に生きてくる。また、今回の準備から撮影までの経験が後々いろんな場面で生かされてくる。人生は経験の連続である(笑)。

 今回の撮影で707siと8700i性能の違いも認識した。

 今思うと、94年に一旦終了したレンズ沼が、ここに来て4年間の沈黙から余震活動を開始した、いやボディ沼激震の始まりだったのかもしれない。
  いままでの機材購入は、子供の成長等の機会毎であったが、第二次はそう甘くなかった。



[第十八回:ボディー沼-1(α-807si)]


 97年,α-807siが発表となった。GN20のストロボを内蔵したペンタ部が巨大で異様なスタイルで登場である。siシリーズは「好性能」と銘打ち世間の評判も良かった。303si,507si,101siと下位シリーズがどんどん充実されていった。実に707siから4年ぶりの7クラスであった。

 私にとって最大のメリットは、AFモード選択機能であった。常にAF−C(AF連続追尾)が可能になったのだ。α-8700i以降、レンズ側のフォーカスホールドボタンをコンティニュアス動作と設定することにより可能ではあったが、初期から導入の私のレンズ群には、このボタンがなかった。
よってAFモード選択は自動のみで、なかなかコンティニュアスモードにならず、1コマ目からの動態撮影が難しかった。運動会などではAF-Cが常用となる。何とかして欲しかったのが、偽らざる心境である。(このためにだけ、SportsCardを入れる)

 フォーカスエリア切替も楽であった。AFボタンを押しながらダイアルで選択である。初めてAFエリア選択がファインダーから目を離さずに操作できるようになった。よく使った。(xiからの機能と思う)

 その他の追加機能としては、多重露光9回,データーメモリー9本分、後幕シンクロ等々。
もう一つありがたかったのは、視度調整機構内蔵となった。ど近眼の私にはありがたい機能であった。視度調整レンズ購入も不要となった。1,000円値引きかな。
現在の7にもある登録機能3つもあった。(707siで1つ出来た)

 そして、7700iから始まったカードシステムの終了となった。カードは結構持っていた。ひとつ3,000円位だったので、ついついであった。
カード自体は707siを譲ったとき、おまけに全て差し上げてしまって、今は手元にない。最後の時に今更だが、記憶をたどって少しご紹介を。

 カスタムカードは本体のカスタム設定のための必需品で、後は、ポートレイト,スポーツ,クローズアップ(マクロ),風景,ハイライト・シャドー,マルチスポット,データー等々を持っていたかな。(忘れました)。
結構面白かったが、今思うと、使ったのはスポーツカードと会社に置きっぱなしにしていた7700i+50mm Macro用にクローズアップ(マクロ)カード位である。807siではシーンセレクターが内蔵となった。
 必要かどうかは別として、現在もバカチョンを始め一眼のSweetや他社製一眼入門機にまでシーンセレクター機能が付いているが、一眼にこの機能を搭載したのは、α−7700iである。


  707siから807siに何故買い増したかの理由は多々あるが、一つは前回競技場撮影時に感じた8700iとの差。決定的だったのが707siが故障したから。私自身、一度故障すると安心感が揺らぐので追加したと思う。単に新しい物が欲しかっただけかも・・。α−9の発表も既にあったが、プロ用は関係ないと、98年購入、定価105,000円,購入73,5000円

 現在のα9,7体制になるまでメイン・サブとしてよく使った。現在は下の子の専用カメラとなっている。カスタム機能が内蔵されてカードが不要となったが、まだカードホルダーの中の操作は残った。

 その、カードポケットにボタンが8つもある。その中で現在外に出てよく使う物は、

  AFモード切替--------->7D全面下
 ドライブモード切替----->軍艦部、右下リング
 測光モード切替--------->後面、右手親指位置

 α一桁からのユーザーの方には信じられないだろうが、直前の最高モデルでこのような操作性であった。

 まあ、α一桁台は95年α-507siの系譜と云ってイイだろう。昔のマニュアル機風操作の復活である。この507siには何故か縁がなかった。高校・大学のカメラ部員やカメラ同好会の方たちに結構使われたらしい。

 

[第十九回:ボディー沼-2(α−9)]

 98年、α−9が発表された。Minolta初の100%視野率、507siを発展させた操作系に惹かれはした。(他スペックは皆さんご高承と思いますので割愛)。
1999年カメラグランプリ受賞である。ミノルタとしては4回目。αでは3機種目となる。

 α-807si購入直後すぐで、特に807siに不満もない。250,000円は高くて必要もなかった。
と、書いてしまうと話は終わってしまうが、実はここからが本当のボディ沼スタートである。

 その前に、伏線として、翌99年下の子が4年生、

私:「誕生日プレゼント何が欲しい?」
子:「カメラが欲しい」


  なんと云う(うれしい)答えだ。てっきりゲーム系を想像していたのだが。半信半疑で

私:「おもちゃか」
子:「本物(怒りマーク付き)」


  ガーーン、本当にうれしかった。子供と趣味を分かち合える。親としての喜びの一つである。
一眼をちょっと撮らせてみた。「こんな大きいのいや」である。CanonのLunaを与えた。我が家初のバカチョンである。自分でフィルム入れて結構撮っていた。雑草を取ってくるのには大笑いしたが、本人曰く「近寄れない(マクロ出来ない)」であった。(余震)

 これも、後日談だが、本当はポラロイドが欲しかったらしい。そんなのでバシャバシャやられたら、フィルム代がたまらない(当時、5本セット、5枚X5本=25枚で5,6千円位していた)、イイ具合の勘違いであった。

 2000年、上の子は中学2年、下の子が5年、当時の自宅から10km程に観光地がある。川と紅葉や桜の有数の観光地である。自宅近辺から川沿いに、この観光地までサイクリングロードある。以前に何回も行ったことがあるが、下の子にとっては結構きつかったらしい。5年生になって体力も出来てきたらしく、毎週のようにサイクリングをせがまれた。目的は・・・(伏せておく)。

 私は当然のようにリュックに807siに28-70mmGか100-300mm、時には200mmGのいずれか一本を入れて行った。秋になった。紅葉の季節である。カメラマンがウヨウヨ発生しだした。手にしているカメラがEos-1,F4を常にみる。レンズを見ると80-200F2.8,300mmF2.8がごろごろ。プロ用と云われる機材をアマチュアが使っているのだ。カルチャーショックであった。(本震)

 そんな折、α−7が発売になった。α−9をより発展させた現在も続く操作系。感動物であった。DMFも内蔵している。格好も良い。これは「いくしかない」。本当に飛びつきたかった。

 イイ理由が見つかった。子供に707siを渡す(前述通り、バカチョンは寄れないからと文句も言っている)。自分はα−7と807si体制で行く、なんと見事な理由だろうか(笑)

 発売後直ちに店に。殆ど値引きがない。定価125,000円,提示105,000円だったと思う。α−9を見せて貰った。しっかりした作り、質感もイイ。空シャッターを切った。何とも云えない音。価格を聞いた。定価250,000,提示170,000円,32%引きである。定価ベースで2倍125,000円差が65,000円差となる。心が動いた。前述のようにアマチュアがプロ用機材を持っていてもイイのだ。いってしまった。α−7を買いに行ったのだがα−9を持って帰ってしまった。

 持ち帰っての第一印象は、さわる(操作する)ところが少ない。であった。なんか拍子抜け。
軍艦部右手側、上はMODEダイアルだけ4クリック。下にドライブモードとブラケット設定。左手側に露光補正と調光補正。しかない。

 ここでよく考えた。9では、MODE切替は1クリック一瞬でも,iシリーズだとMODEボタンを押しながらダイアル。ドライブモードにしてもFuncボタンを押しながらレバー操作。siシリーズでも807siで述べたとおり、同じようなものである。

わかった。9は実に簡潔な操作である。「さわるところが少ない」のではなく、一瞬で操作できるので「少ない」である。必要な物は全てワンタッチなのである。露出補正の1/2,1/3ステップの切替もアイデアである。たいした操作ではないが、名残として、まだカードホルダーの中の操作は残った。

 ファインダーはさっすが明るい・綺麗・すばらしいの一言に尽きる。当時の他社製品も覗いたことあるが、Minoltaで良かったといつも思っていた。
合焦エリアを示すスーパーインポーズの赤色がよく判る。(これは7より上。勿論数が違うが)この機能はsiシリーズにも登載されていたが液晶であったため認識があまり出来なかった。
また、金属製の質感が最高。MF時代は金属製が当たり前。7700iから、ずっと思い続けていたプラスチックの違和感。持つ喜びを与えてくれるカメラである。

 707siを下の子に渡す事は、別の理由で実現しなかった。35-105mmを付けて親族に譲った。下の子には悪いが、これで、またこの理由が使えると、腹では思っていた。(笑)



[第二十回:第二次レンズ沼-1(AF 80-200mmF2.8G)]

  いきなり話は脱線するが、α−9購入の際、現用のショルダー型バッグが機材であふれてたのと、サイクリングでも使えるようにと、リュックタイプのカメラバッグも同時に購入していた。

 さあ、折角α−9を買った。何か撮ろう。バッグもあることだ。下の子を誘い、毎週のように行っている観光地へ。今回はバッグもあるので、かなり重装備をした。α−9にα-807si、レンズは28-70mmG,100mmF2,200mmG,Telecon二つだったと思う。自転車にまたがって「今日は絶対に転けられないな」と笑った。到着後、807siを子供に渡し私はα−9、この年の紅葉は少し遅れていた。多くは取れなかった。むしろ下調べに終わった。

 子供は川の鳥(サギ)を狙っていた。100-300mmを付けて渡していたが、小さいと不平を言う。200mmGx2=400mmに付け替えた。

 ここで、皆さん、小学5年生の女の子が一眼レフ、それも白レンズを持って一人で撮っている姿をご想像頂きたい。この姿を見て廻りのカメラマンが「おい、アレ」「あんなちっこいのが、白やぞ」と、ささやきが聞こえた。これはこれで、愉快だった。親とバレないように笑いを押し殺すのに苦労した。

 で、撮った結果は、どうせブレブレだろうと思っていたら、ちゃんと取れているではないか。今度はこっちが、小学5年生が一眼レフ、それも400mmで撮れるか?であった。掲示板の100mmF2ビー玉の風景はこの時のショットである。(100mmF2)

 翌週、同地へ珍しく家内と二人で電車で出かけた。電車なのでショルダーバッグでα−9にα-807si、レンズは当時のフルセット(28mmF2,50mmF1.4,28-70mmG,100mmF2,200mmG,100-300mm)だった。α−9には、100%視野率を生かそうと、久しぶりにスライドフィルムを入れた。風景写真の始まりである。

 紅葉もイイ色となり、α−9は軽快なシャッター音を響かせてバシバシ取れた。プリント用に807siでも撮った。前週のこともあって、廻りのカメラマンの目も気になる。α−9は結構意識される。(笑)。かなりの枚数を撮った。

 お待たせ、80-200mmG登場である。帰りの電車を待っていると駅にAF80-200mmF2.8G Apoを付けたカメラマンを見た。ボディーは807siであった。「持ってる人いるのだ」ショックだった。翌日カメラ屋に向かっている自分がいた。

 持った感じは重い、であった。が、α−9に付けると結構バランスが良い。覗いた。200mmG以来の感激であった。半分買う気でいたが、あくまで現像を出しに来たのである。税込み140,000円なら考えるがなぁ、と、云ったのが運の尽き。即決されてしまった。しまった130,000円と云ったら良かった。定価190,000円、購入133.333円

 翌週も家内に「もう少し奥へ行こう」と誘って出かけた。変に思っていたに違いない。白レンズは増えたが200mmGの言い逃れがある。装備は減らした。ボディは9と807だが、レンズは28-70mmGと80-200mmGのみ、傾向と対策である。装備が軽かったこともあって結構歩き回った。α−9に80-200Gを付けて紅葉を撮りまくった。


  現像が上がってきた。807siで撮ったネガ・プリントL版でも違いがはっきりわかる。ヌケが全然違う。久々の感動である。200mmGと同じ、いや以上の描写と云ったら、単焦点とズームが同じ訳がないとお叱りを受けるだろうが、そういいたくなる描写である。なにしろ開放からでも綺麗なのである。

 自分でも初めて風景の傑作が撮れたと思う。このレンズで撮れば、自分の技術のなさをレンズがカバーしてくれる感じである。は、言い過ぎか。



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